MCA、基地局市場の動向に関する調査結果を発表

移動体通信・IT分野専門の調査会社である株式会社 MCA(https://www.mca.co.jp/)は、携帯基地局市場の調査を実施し、その結果を6月9日に発表しました。調査結果の要点は以下の通りです。

  • 堅調なNTTドコモへの供給が実を結ぶ国内ベンダ
  • アジアベンダに圧される北欧ベンダ
  • 今後の躍進が見込まれるアジアベンダ

本調査結果については、調査レポート「携帯電話基地局市場及び周辺部材市場の現状と将来予測 2017年版」(本体価格200,000円)として発刊しています。

■調査結果抄録

堅調なNTTドコモへの供給が実を結ぶ国内ベンダ

NTTドコモに参入している富士通とNECは、KDDI(au)やソフトバンクには無線機を供給していない。しかし、NTTドコモは他キャリアに比べ、調達規模が大きく、両社はNTTドコモでのシェア獲得が国内市場での地位固めにつながっている。KDDI(au)とソフトバンクにおける投資規模が旺盛な頃はエリクソン・ジャパンやNokiaに勢いがあった。投資が縮小している現在は北欧ベンダのシェアが下がり、国内ベンダが浮かび上がった格好である。

アジアベンダに圧される北欧ベンダ

Nokiaは大手キャリア3社に無線機を供給している。NTTドコモ向けはシェア維持となるが、KDDI(au)で勢いを失いつつある。そのため、今後はNTTドコモやKDDI(au)でのシェア回復、ソフトバンクではシェア維持が必須といえる。一方、エリクソン・ジャパンはソフトバンクで一定のシェアを持ちながら、KDDI(au)向け供給の拡大を図っている。今後はKDDI(au)でのシェア拡大を図りたいところであるが、サムスン電子ジャパンに勢いがあり、Nokiaとともに圧され気味である。

今後の躍進が見込まれるアジアベンダ

サムスン電子ジャパンはUQコミュニケーションズを含めたKDDIグループでのシェア拡大が顕著になっている。今後はKDDI(au)やUQコミュニケーションズでのシェア固めがカギになる。従来、国内や北欧ベンダに引き離されていたが、2016年度は国内5強といえる地位を獲得した。その他のアジアベンダとして、華為技術日本とZTEジャパンも国内無線機市場に参入している。華為技術日本はソフトバンク(1.7GHz帯)とWireless City Planning、ZTEジャパンがWireless City Planningへの供給にとどまり、シェアは小さい。しかし、今後、700M/3.5GHz帯への投資が高まる際、両社のシェアが拡大していくことが予想される。


■調査レポート「携帯電話基地局市場及び周辺部材市場の現状と将来予測 2017年版」
発行日:2017年5月
判型:PDFファイル(A4版225頁)
発行・販売:株式会社 MCA
頒価:200,000円(税別)
調査期間:2017年1月~2017年5月
販売方法:印刷レポート & PDFファイル
※調査レポートの目次など詳細は「レポート目次」をご参照ください。


■本件リリースに関するお問い合わせ
株式会社 MCA(MCA Inc.)
担当:大門(だいもん)
E-Mail:info@mca.co.jp
TEL:03-6261-2571
FAX:03-6261-2572