~主要通信キャリアのネットワーク設備投資の動向を分析し、インフラ機器市場の規模を予測~

はじめに

ここ数年で通信キャリアを取り巻く環境は大きく変化した。特に、モバイル市場はiPhoneに代表されるスマートフォンの登場によってかつてない程の変化に見舞われている。スマートフォンはそれまでのフィーチャーフォンとは異なり、完全にインターネット文化の申し子である。モバイル市場で現在起きていることは、かつての固定通信市場でIP化がもたらした現象の再現であり、しかもその変化の速度は固定通信の比ではない。

それは、一言で言えばネットワークが「つなぐ機能」しか提供しない「ダムパイプ」化とサービスのコモディティ化である。
その結果、多くのキャリアは、急増するトラヒックと伸び悩む収益の板挟み状態に陥っている。ドコモも2010年度から2011年度にかけてトラヒックが2倍に膨れあがったが、収益は逆に減少している。

日本の通信キャリアは、かつての王国の面影はすでになく、iPhoneという一端末がその命運を握っている状態だが、それでも15兆4,000億円(2011年度)の収益を出し、2兆6,800億円(同)もの設備投資を行っている業界である。特に、2012年度はLTE投資が本格化し、関連業界の期待は大きい。

本レポートは、ネットワークインフラ機器市場を主要通信キャリアのネットワーク設備投資の分析を通して、各ネットワーク機器の市場規模、ベンダシェアを明らかにすることを目的とする。

さらに、各キャリアが抱える課題を明らかにし、それが今後の設備投資計画にどう影響するかを分析し、設備投資を予測する。主要通信キャリアのネットワーク設備投資額、機器市場、ベンダ実績など数量的な相関関係が把握できるなどの特色をもっている。

《主な調査項目》
・2012年度までの各社のネットワーク設備投資予測(調査対象19社)
・2012年度までの各ネットワークインフラ「機器市場予測(調査対象9品目)
・2011年度のネットワークインフラ機器別のベンダシェア


調査対象

1)調査対象機器
1)局用交換機
2)伝送装置
3)IP関連機器
4)ブロードバンド関連機器
5)携帯電話基地局

(2)調査対象キャリア
1)東日本電信電話
2)西日本電信電話
3)NTTコミュニケーションズ
4)ソフトバンクテレコム
5)フュージョン・コミュニケーションズ
6)中部テレコミュニケーション
7)STNet
8)九州通信ネットワーク
9)北海道総合通信網
10)北陸通信ネットワーク
11)東北インテリジェント通信
12)ケイ・オプティコム
13)エネルギア・コミュニケーションズ
14)NTTドコモ
15)KDDI
16)ソフトバンクモバイル
17)ソフトバンクBB
18)イー・アクセス
19)UQコミュニケーションズ

レポート体裁/費用

発行会社  株式会社MCA
発刊日  2012年8月
価格  200,000円(消費税 抜き)
ページ数  356P
販売方法  印刷レポート&PDF 

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レポート目次

総括編
1通信キャリアを取り巻く市場環境
1.1通信キャリアが抱える問題とその解決策
1.2事実上、3グループに集約された通信業界
1.2.1各グループの戦略
1.2.2キャリア各社の設備投資の動向
1.3各グループのネットワーク構成

2設備投資とインフラ機器市場の予測
2.1インフラ機器市場の予測
2.2通信機器ベンダの動向

キャリア編
1東日本電信電話
1.1企業概要
1.2提供サービスとその戦略
1.3売上高推移 27
1.4ネットワーク構成と構成機器およびそのメーカー
1.4.1加入電話網(PSTN)
1.4.2地域IP網(フレッツ網)
1.4.3光アクセス網
1.4.4NGN
1.4.5公衆無線LANサービス「フレッツ・スポット」
1.4.6データセンター
1.5設備投資とネットワーク投資の動向

2西日本電信電話
2.1企業概要
2.2提供サービスとその戦略
2.3売上高推移
2.4ネットワーク構成と構成機器およびそのメーカー
2.4.1電話網
2.4.2地域IP網(フレッツ網)
2.4.3データセンター
2.5設備投資とネットワーク投資の動向

3エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ
3.1企業概要
3.2提供サービスとその戦略
3.2.1「グローバルクラウドビジョン」の策定
3.3売上高推移
3.4ネットワーク構成と構成機器およびそのメーカー
3.4.1全体のネットワーク構成
3.4.2OCNバックボーン・ネットワーク
3.4.3バックボーンのMPLS化
3.4.4ギガウェイサービスのネットワーク
3.4.5データセンター
3.5設備投資とネットワーク投資の動向

4ソフトバンクテレコム
4.1企業概要
4.2提供サービスとその戦略
4.3売上高推移
4.4ネットワーク構成と構成機器およびそのメーカー
4.4.1バックボーン・ネットワーク
4.4.2バックボーン・ネットワークの増強
4.4.3専用線網
4.4.4メトロアクセスネットワーク
4.4.5統合ネットワークへのマイグレーション
4.4.6国際ネットワーク
4.4.7直収電話網
4.4.8データセンター
4.5設備投資とネットワーク投資の動向

5フュージョン・コミュニケーションズ
5.1企業概要
5.2提供サービスとその戦略
5.3売上高推移
5.4ネットワーク構成と構成機器およびそのメーカー
5.5設備投資とネットワーク投資の動向

6中部テレコミュニケーション(CTC)
6.1企業概要
6.2提供サービスとその戦略
6.3売上高推移
6.4ネットワーク構成と構成機器およびそのメーカー
6.5設備投資とネットワーク投資の動向

7STNet
7.1企業概要
7.2提供サービスとその戦略
7.3売上高推移
7.4ネットワーク構成と構成機器およびそのメーカー
7.5設備投資とネットワーク投資の動向

8九州通信ネットワーク(QTNet)
8.1企業概要
8.2提供サービスとその戦略
8.3売上高推移
8.4ネットワーク構成と構成機器およびそのメーカー
8.5設備投資とネットワーク投資の動向

9北海道総合通信網(HOTnet)
9.1企業概要
9.2提供サービスとその戦略
9.3売上高推移
9.4ネットワーク構成と構成機器およびそのメーカー
9.5設備投資とネットワーク投資の動向

10北陸通信ネットワーク(HTNet)
10.1企業概要
10.2提供サービスとその戦略
10.3売上高推移
10.4ネットワーク構成と構成機器およびそのメーカー
10.5設備投資とネットワーク投資の動向

11東北インテリジェント通信(TOHKnet)
11.1企業概要
11.2提供サービスとその戦略
11.3売上高推移
11.4ネットワーク構成と構成機器およびそのメーカー
11.5設備投資とネットワーク投資の動向

12ケイ・オプティコム
12.1企業概要
12.2提供サービスとその戦略
12.3売上高推移
12.4ネットワーク構成と構成機器およびそのメーカー
12.4.1IP-VPNサービス
12.4.2FTTHサービス
12.4.3IP電話サービス・光電話サービス
12.5設備投資とネットワーク投資の動向

13エネルギア・コミュニケーションズ
13.1企業概要
13.2提供サービスとその戦略
13.3売上高推移
13.4ネットワーク構成と構成機器およびそのメーカー
13.5設備投資とネットワーク投資の動向

14NTTドコモ
14.1企業概要
14.2提供サービスとその戦略
14.3売上高推移
14.4ネットワーク構成と構成機器およびそのメーカー
14.4.1基幹ネットワーク
14.4.2伝送路網構成
14.4.3IPルータ網
14.4.4iモードシステム「CiRCUS」構築
14.4.5音声のIP化
14.4.6LTE
14.4.7トラヒック対策
14.4.8WiFiサービス
14.5設備投資とネットワーク投資の動向
14.6保有周波数とその帯域
14.7基地局のベンダ
14.7.1FOMA
14.7.2LTE
14.8基地局の技術トレンド

15KDDI
15.1企業概要
15.2提供サービスとその戦略
15.3売上高推移
15.4ネットワーク構成と構成機器およびそのメーカー
15.4.1バックボーン
15.4.2統合IPネットワーク
15.4.3メトロネットワーク(GCリング)
15.4.4固定電話網のIP化
15.4.5移動交換網のIP化
15.4.6SONによるネットワークの運用プロセスの自動化・最適化
15.4.7FTTHのネットワーク
15.4.8データセンター
15.4.9WiFiサービス
15.5設備投資とネットワーク投資の動向
15.5.1CDMA2000 1xEV-DOネットワーク
15.5.2情報システム
15.5.3モバイルWiMAX
15.5.4移動通信事業の設備投資
15.5.5保有周波数とその帯域
15.5.6基地局メーカーと基地局の特徴

16ソフトバンクモバイル
16.1企業概要
16.2提供サービスとその戦略
16.3売上高推移
16.4ネットワーク構成と構成機器およびそのメーカー
16.4.13Gネットワーク
16.4.2保有周波数とその帯域
16.4.3モバイルバックホール・ソリューション
16.4.4ソフトバンクWi-Fiスポットの展開
16.5設備投資とネットワーク投資の動向
16.5.1音声のIP化
16.5.2フェムトセル

17ソフトバンクBB
17.1企業概要
17.1.1提供サービスとその戦略
17.2売上高推移
17.3ネットワーク構成と構成機器およびそのメーカー
17.3.1バックボーン・ネットワーク
17.3.2アクセス・ネットワーク
17.3.3「Yahoo! BB光」のネットワーク構成
17.4設備投資とネットワーク投資の動向

18イー・アクセス
18.1企業概要
18.2提供サービスとその戦略
18.3売上高推移
18.4ネットワーク構成と構成機器およびそのメーカー
18.4.1イー・モバイルのネットワーク構成
18.4.2基地局のスペック
18.5設備投資とネットワーク投資の動向
18.6保有周波数とその帯域

19UQコミュニケーションズ
19.1企業概要
19.2提供サービスとその戦略
19.3売上高推移
19.4ネットワーク構成と構成機器およびそのメーカー
19.5設備投資とネットワーク投資の動向
19.6保有周波数とその帯域
19.7基地局のスペック

通信インフラ機器市場編
1局用交換機
1.1市場概況
1.2国内市場規模推移と予測(2005年度~2015年度)
1.3メーカーシェア(2011年度)
1.4主要メーカーの動向
1.4.1NEC
1.4.2富士通
1.4.3アルカテル・ルーセント
1.4.4日本モトローラ
1.4.5エリクソン・ジャパン

2伝送装置
2.1市場概況
2.2国内市場規模推移と予測(2005年度~2015年度)
2.3技術動向
2.4メーカーシェア(2011年度)
2.5主要メーカーの動向
2.5.1NEC
2.5.2富士通
2.5.3日立製作所
2.5.4シエナ
2.5.5アルカテル・ルーセント
2.5.6ノーテル・ネットワークス
2.5.7FXC(旧フォトニクスネット)
2.5.8コリジェント・システムズ

3IP関連機器
3.1市場概況
3.2国内市場規模推移と予測(2005年度~2015年度)
3.3市場分析
3.4技術動向
3.4.1100Gbps対応の製品の動向
3.4.2OpenFlow
3.5メーカーシェア(2011年度)
3.6主要メーカーの動向
3.6.1シスコシステムズ
3.6.2ジュニパー・ネットワークス
3.6.3エクストリーム ネットワークス
3.6.4リバーストーン・ネットワークス
3.6.5ブロケードコミュニケーションズシステムズ
3.6.6アラクサラネットワークス
3.6.7アルカテル・ルーセント
3.6.8日立電線

4携帯電話基地局
4.1市場概況
4.2市場規模推移と予測(2005年度~2015年度)
4.3市場分析
4.4メーカーシェア(2011年度)
4.5主要メーカーの動向
4.5.1NEC
4.5.2エリクソン・ジャパン
4.5.3日本モトローラ
4.5.4富士通
4.5.5パナソニックモバイルコミュニケーションズ
4.5.6日立製作所
4.5.7ノキア・シーメンス・ネットワークス
4.5.8アルカテル・ルーセント
4.5.9ファーウェイジャパン
4.5.10ZTE

5ブロードバンド関連機器
5.1市場概況
5.2国内市場規模推移と予測(2005年度~2015年度)
5.3市場分析
5.3.1FTTH関連機器
5.3.2xDSL関連機器
5.4技術動向
5.5メーカーシェア(2011年度)

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