■はじめに
移動体通信・IT専門の市場調査会社である株式会社MCA(http://www.mca.co.jp/)は「NGNの動向と関連新市場における主要プレイヤーの戦略に関する調査」(頒価:210,000円/税込み)を11月10日に発刊した。
IP技術・光通信技術・無線技術の急速な進展によりサービスネットワークのブロードバンド化とユビキタスネットワーク技術の開発が進んでいる。このような中で、音声トラフィックと各種データ系トラフィックを統合し経済的なネットワークの構築を目指す次世代ネットワーク(NGN)の技術開発ならびに標準化が進展している。
それに伴い、通信キャリアにおける次世代ネットワーク(NGN)構築や、通信と放送などが融合した新たなサービスの基盤システム構築などが進展しつつあり、NGN時代に向けての新たなビジネスチャンスが創出されようとしている。IT関連企業はこれらの変化に対する対応力の強化が求められる。
日本のみならず世界各国の通信キャリア・サービス事業者は、FMC(固定通信と移動通信の融合)や映像データのマルチキャスト通信などを可能とするNGN構築を本格化させている。NGNによる安心で安全なネットワークサービスを実現するためには、新サービスを実現するサービス提供基盤(プラットフォーム)の構築と、増大するトラフィックに対応したネットワークインフラ(トランスポート)領域の革新が必要となる。また企業では、次世代のSCMやCRMの実現に向け、NGN(サービス)と自社の情報システム(アプリケーション)を連携させることにより、経営品質の向上や競争力強化、業務改善などに向けて、ICT(情報通信技術)活用を一層強化する方向にある。
こうした市場動向に対応するため、IT関連各社は自社の経営資源(ノウハウ)を結集し、先端ソリューションの開発を通じて、新たな市場開拓を進めていく必要がある。
本調査は、NGNの動向、ならびに主要キャリアの取り組みを調査すると共に、NGNにより変化するインフラ市場、プラットフォーム市場、アプリケーション市場に対する主要IT間連企業の戦略動向を調査分析することを目的とする。
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