MCA、キャリアショップ展開状況に関する調査結果を発表

移動体通信・IT分野専門の調査会社である株式会社 MCA(https://www.mca.co.jp/)は、国内通信キャリア各社の「キャリアショップ」に関する調査を実施し、その結果を3月18日に発表しました。調査結果の要点は以下の通りです。

  • キャリアショップは全国に7912店舗、この1年で295店減
  • 縮むキャリアショップ、愛媛県を除く46都道府県で減少を記録

本調査結果については、調査レポート「キャリアショップの展開状況と店舗一覧 2020春」(本体価格50,000円)として発刊しています。

■調査結果抄録

□キャリアショップは全国に7912店舗、この1年で295店減

3キャリア(ワイモバイル、UQを含む5ブランド)が展開するキャリアショップは、全国に7912店舗存在していることが分かった。2019年2月調査(以下、前年調査)の8207店から295店(3.5%)の減少となった。

メインブランドは各社とも2000を超える店舗展開を維持しているものの、各社で状況は異なる。KDDI(au)が156店の大幅減になった一方、ソフトバンクは53店、NTTドコモは11店の減少だった。

この結果、メインブランドの店舗数最多はNTTドコモの2342店、次いでソフトバンクが2300店となった。KDDI(au)は前年調査時点で店舗数最多だったものの、今回は2207店まで縮減している。

また、サブブランドは、メインブランドほどの店舗展開を行っておらず、ワイモバイルは881店舗、UQコミュニケーションズは182店舗にとどまった。

4月から商用化を開始する「楽天モバイル」は、調査時点ではMVNOの店舗であり、定義上キャリアショップに含めていないが、調査は実施している。その結果、店舗数は224店で、前年調査から92店の大幅増となった。

なお、当調査において、量販店や併売店における販売窓口は「取扱店」と定義しており、キャリアショップ数には含まれていない。

□縮むキャリアショップ、愛媛県を除く46都道府県で減少を記録

都道府県別の店舗数を前年調査と比較したところ、唯一愛媛県だけ店舗数を維持(増減なし)したものの、残る46都道府県で店舗数が減少していた。とりわけ都市圏での店舗減少が顕著となった。最大の減少幅を記録したのは東京都の34店減。愛知県、福岡県がそれに続いている。

ただし、ブランドごとの動きを細かく見ていくと、局所的にだが店舗増となっているケースも見受けられる。各ブランドとも、いくつかの県で店舗数を増やしている。

□「キャリアショップ」の定義
今回の調査におけるキャリアショップの定義は以下の通り。

NTTドコモ:ドコモショップ/ドコモサービスコーナー
au:auショップ/直営店(au OSAKAなど)
ソフトバンク:ソフトバンクショップ
ワイモバイル:ワイモバイルショップ
UQコミュニケーションズ:UQスポット

□留意事項
精度向上をはかるため調査集計方法の見直しを実施しており、本レポート発刊にあわせて、前年調査結果の一部を遡及修正しています。


■調査レポート「キャリアショップの展開状況と店舗一覧 2020春」~顧客接点となる店舗網を分析、店舗一覧もデータ化~
発行日:2020年3月
判型:PDFファイル(A4版20頁)+Excelファイル(店舗一覧データ)
発行・販売:株式会社 MCA
頒価:50,000円(税別)
調査期間:2020年2月~2020年3月
販売方法:PDF・Excelファイルのダウンロード
※調査レポートの目次など詳細は「レポート目次」をご参照ください。


■本件リリースに関するお問い合わせ
株式会社 MCA(MCA Inc.)
担当:天野徳明(あまののりあき)
E-Mail:info@mca.co.jp
TEL:03-6261-2571
FAX:03-6261-2572