MCA、キャリアショップ展開状況に関する調査結果を発表

移動体通信・IT分野専門の調査会社である株式会社 MCA(https://www.mca.co.jp/)は、国内通信キャリア各社の「キャリアショップ」に関する調査を実施し、その結果を4月13日に発表しました。調査結果の要旨は以下の通りです。

  • キャリアショップ数は半年前から184店減少し全国7794店舗に
  • ドコモショップは81店の大幅減、ソフトバンクショップが「店舗網で国内最多」に
  • 楽天モバイルも店舗減に転じ、6ブランドすべてが店舗減に

本調査結果については、調査レポート「キャリアショップの展開状況と店舗一覧 2023春」(税込88,000円)として発刊しています。

■調査結果抄録

◆キャリアショップ数は半年前から184店減少し全国7794店舗に

2023年2月時点における、4キャリア(ワイモバイル、UQ mobileを含む6ブランド)が展開するキャリアショップは、全国に7794店舗存在することが調査から判明した。半年前(2022年8月)の7978店から184店減少した。

◆ドコモショップは81店の大幅減。ソフトバンクショップが「店舗網で国内最多」に

6ブランドで最も減少幅が大きかったのはNTTドコモで、半年前と比べ81店減となった。1年前(22年2月)と比べると100店減を記録した。25年度までに約700店減との方針が伝えられていたが、いよいよ大量閉店が現実のものとなった。

ソフトバンク、auの店舗数も同様に減少しているものの、NTTドコモと比べてそのペースは緩やかなものにとどまっている。その結果、店舗数でソフトバンクとNTTドコモの順位が入れ替わり、キャリアショップの店舗網で国内最多はソフトバンクショップとなった。

◆楽天モバイルも店舗減に転じ、6ブランドすべてが店舗減に

これまで店舗の新設を続け、他ブランドと異なり増加基調を維持してきた楽天モバイルも、キャリアショップ数は半年前と比べて8店の減少に転じた。

同社は郵便局内への出店も進めてきたが、既に店舗の大半(約200個所)を閉鎖すると公表しており、我々の調査でも半年前から80店減という結果となった。

また、メインブランド店舗での併売にシフトしているサブブランドも、この半年でワイモバイルが39店、UQ mobileが29店、それぞれキャリアショップを削減している。

今回、調査対象の6ブランドすべてで半年前と比べてキャリアショップ数が減少した。

なお、弊社の調査では、店舗名にキャリア(ブランド)の名前を冠し、販売からサポートまでフルスペックで行う店舗を「キャリアショップ」と位置づけ、店舗数の集計を行った。そのため、量販店内に設置されているコーナーや併売店などの販売窓口は取扱店と捉え、キャリアショップ数には含めていない。


■調査レポート「キャリアショップの展開状況と店舗一覧 2023春
~顧客接点となる店舗網を分析、店舗一覧もデータ化~

発行日:2023年4月11日
判型:PDFファイル(A4版27頁)+Excelファイル(店舗一覧データ/前回店舗リストとの差分抽出/店舗数推移データ)
発行・販売:株式会社 MCA
頒価:88,000円(税込)
調査期間:2023年2月~2023年4月
販売方法:PDF・Excelファイルのダウンロード
※調査レポート(PDF、Excel)の詳細は「レポートサンプル」をご参照ください。


■本件リリースに関するお問い合わせ
株式会社 MCA(MCA Inc.)
担当:天野徳明(あまののりあき)
E-Mail:info@mca.co.jp
TEL:03-6261-2571
FAX:03-6261-2572