移動体通信・IT分野専門の調査会社である株式会社MCA(所在地:東京都東京都新宿区西新宿1-25-1、代表者:天野浩徳、TEL:03-5325-0222)が2025年5月19日に、調査レポート「キャリアショップの展開状況と店舗・代理店一覧 2025春~顧客接点となる店舗網を分析、店舗一覧&運営代理店もデータ化~」(価格:税抜90,000円)を発刊しました。
■調査概要
携帯回線の契約獲得やサポートの中核拠点であるキャリアショップだが、端末価格高騰による買い換えサイクル長期化やキャリア各社のオンラインシフトの影響で来店客数の増加は見込みにくい状況が続いている。また、接客業のなかでも過酷といわれる業務環境でスタッフの離職率は高く、慢性的な人材不足が店舗運営に影を落としており、店舗をとりまく環境は厳しさを増している。
実際、キャリアショップ数は、約3年前(2022年2月)には8,000店を超えていたが、2025年3月には7,000店割れの6,999店舗となり、約1,020店舗も減少している。
このように全体的な減少トレンドは継続しているものの、店舗網を再び活用しようとする動きも出始めた。NTTドコモは、22年度から25年度までの3年間で約700店削減する方向を打ち出していたが、約3年前からの減少幅は260店にとどまっている。2022年から23年にかけては半年ごとに50店舗を超えるペースで店舗減が続いていたが、直近では微減に落ち着いており、方針を転換させたことはデータ上から容易に推察できる。あわせて、ドコモショップの周辺にある商業施設など人が多く集まる場所に、ショップが“支店”を出す「ドコモショップサテライト」の取り組みに注力しており、全国で170店舗の展開が確認された。また、他キャリアと同様に店舗の減少が続いていた楽天モバイルは、この半年間で10店舗の増加に転じるなど、削減一辺倒の状況に変化の兆しも出始めた。
本レポートでは、キャリア各社の店舗網を分析することにより、各社の顧客接点確保の状況を明らかにすることを目的としている。あわせて、分析に用いた店舗一覧をデータとして添付することで、独自の分析・集計も可能にした。また、代理店再編が進んでいることを踏まえ、キャリアショップの運営代理店についても調査を実施している。全店舗の約97%にあたる6,791店舗の運営代理店名も店舗一覧データに収録した。今後の店舗展開や店舗の実態把握の一助となれば幸いである。
■調査レポートの特長
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■レポート詳細
https://www.mca.co.jp/itforecastreport/careershop-2025-spring/