移動体通信・IT分野専門の調査会社である株式会社 MCA(所在地:東京都千代田区飯田橋1-8-8、代表者:天野浩徳、TEL:03-6261-2571)が2022年10月21日に、調査レポート「キャリアショップの展開状況と店舗一覧 2022秋」(価格:税込88,000円)を発刊しました。

■調査背景
 これまで携帯回線の契約獲得において最前線に立ち続けてきたキャリアショップ。しかし、コロナ禍を経て来店時の予約が求められるようになり、以前ほど気軽に足を運びにくい状態が続いている。キャリア各社は、2021年春にオンライン専用プランをスタートさせ、メインブランドでもオンラインショップの強化を推し進めている。

 今年5月には、「NTTドコモが2025年度までにドコモショップ約700店を閉鎖」との衝撃的なニュースが多くの報道機関からもたらされた。既にサブブランドは単独での店舗展開を抑制し、メインブランドと併売する「ダブルブランド店」を接点の主軸に据えている。このように、店舗網に大ナタが振るわれることは既定路線と化している。

 そのような中、キャリア各社は店舗の再定義を行っている。通信サービスの提供だけでなく、地域のデジタル化推進拠点として活路を見いだそうとしており、今年7月からは楽天モバイルを除く3キャリアがマイナンバーカードの申請サポート事業をキャリアショップで展開中だ。

 一方、後発の楽天モバイルは店舗網拡充を推し進めており、キャリアショップや郵便局内スペースの展開に加え、今年7月には無人のブース型店舗「リモート契約ショップ」も投入している。

 このように、キャリアショップを取り巻く環境はめまぐるしく変化し続けている。本レポートでは、キャリア各社の店舗網を分析することにより、各社の顧客接点確保の状況を明らかにすることを目的としている。あわせて、分析に用いた店舗一覧をデータとして添付することで、独自の分析・集計も可能にした。今後の店舗展開や店舗の実態把握の一助となれば幸いである。

■レポート詳細
https://www.mca.co.jp/itforecastreport/career-shop-2022-fall/